講師の指導のもと植物を観察しながら歩く会ですが、今回も講師の都合が悪く、いつもアシスタントを務めているスタッフが代講しました。 本年度第3回の開催でした。
今回は、石神井公園駅から歩いて、石神井公園まで行き、石神井公園の中をゆっくりと、植物を観察しながら歩きました。
石神井公園は、自然豊かな「三宝寺池」と水路を堰き止めて作った「石神井池」の二つのエリアからなっています。よく整備された気持ちの良い公園です。マップをご覧ください。
観察した植物が沢山ありましたので、別ページに掲載しました。お時間ある時にゆっくりご覧ください。
まず、第一駐車場側から記念庭園に入りました。ここで、今日のプログラムの説明です。

記念庭園の中を歩きます。

記念庭園の中の広場に出ました。ここには、「ねりまの名木」に指定されているタブノキの大木があります。

記念庭園から野草観察園に向かう途中の途中の道端でマメグンバイナズナを見つけました。実が「軍配」の形をしていて、普通のナズナとは違います。
野草観察園に着きました。この季節の野草が色々咲いていました。

入口から入ったところのホタルブクロの群生は見事でした。

他にも色々な草花がありました。ご覧ください。
野草観察園を出たところで、見つけた植物の説明を聞いています。

野草観察園から池淵史跡公園に向かいました。
池淵史跡公園は、旧石器時代から中世までの遺跡を埋め戻して整備した公園です。
公園の中にボダイジュの花が咲いていました。 お釈迦様の菩提樹との関係や、ボダイジュやその仲間のシナノキ属の木を好む「タケウチトゲアワフキ」と言うユニークな名前の虫の話やら、面白い話を聞かせていただきました。こちらもご覧ください。

ひょうたん池の近くの広場で昼食になりました。
広場にムクロジの大木がありました。
昼食後は、三宝寺池の方に回ります。
水辺観察園に入るところにハンゲショウが群生していました。
七十二候の「半夏生」の頃に咲くと思っていましたが、だいぶ早いです。

水辺観察園の中の遊歩道を歩きます。色々な草花がありました。こちらをご覧ください。

水辺観察園を抜けて広場に出ました。 池の畔はメタセコイアの林のようになっています。

メタセコイアの林から池の方に目をやると、浮島が見えます。そこは、ハンノキの森です。

浮島から少し離れた小さな島には、様々な野鳥が巣を作っていました。コサギのようです。

これは、コサギのようです。

水面近くの枝にとまっていたのは、カワウでしょうか。

カイツブリの夫婦が泳いでいました。

メタセコイアの林からすぐのところに湧水がありました。 三宝寺池は、かつては豊富な湧水がありましたが、周辺の都市化が進み、現在では、井戸から地下水を汲み上げているそうです。

池の上流側を回ります。



厳島神社まで来ました。

少し先には、石神井城跡があります。石神井城は、鎌倉時代後期の豊島氏の居城の一つです。説明板が二つありました。少々読み難いですが、ご覧ください。石神井城跡、石神井城の中心内郭跡

池の下流側に来ました。三宝寺池は「三宝寺池沼沢植物群落」として国の天然記念物に指定されています。

池の中にミツガシワが群生していました。ここに生育するのは、氷期の生き残りとして、大変貴重なものだそうです。

下流側の石神井池に来ました。
池の畔には、ラクウショウの林があります。
メタセコイアのように大木ですが、こちらのほうがボリューム感があります。

池の中に大理石の彫刻が建っていました。「聖衣」と名前がありました。

カイツブリの母子が泳いでいました。父はエサをくわえて母子のとこに向かっています。 仲睦まじい光景です。


石神井池の畔を歩いて、石神井公園駅に戻りました。

