講師の指導のもと植物を観察しながら歩く会ですが、今回は講師の都合が悪く、いつもアシスタントを務めているスタッフが代講しました。 本年度第2回の開催でした。

今回は、東久留米駅から落合川の遊歩道を遡り、南沢緑地保全地域まで、植物を観察しながら歩きました。その後は、落合川を老松橋まで戻って、竹林公園に寄り、自由学園の「しののめ茶寮」で一休みしてから、ひばりヶ丘駅に出ました。

南沢緑地保全地域周辺は、平成の名水百選に選ばれており、清流が流れ緑豊かなところです。
東久留米市が作成したガイドマップがあります。ご覧ください
観察した植物が沢山ありましたので、別ページに掲載しました。お時間ある時にゆっくりご覧ください。

東久留米駅から西武池袋線に沿って南下して落合川に出ました。

ここから落合川の右岸の遊歩道を上流に向かって、植物観察をしながら歩きます。

最初に目に入ったのがシャリンバイでした。

少し歩くと、センダンの大木がありました。花が咲いていますが、高いところに咲いているので、見上げなければ分かりません。遊歩道を普通に歩いていたら気づきません。

川の向こう岸にある大木もセンダンです。

落合川を見ると、水辺にカルガモがいました。

毘沙門橋から落合川の本流を離れ、南沢水辺公園に向かいました。
ここで昼食になりました。

昼食の後、この地域の自然について説明がありました。

公園に咲いていたガマズミにハナムグリが来て花に潜っていました。
ガマズミは沢山の小さな花がこんもりと上を向いて咲いています。止まりやすくて潜りやすいので、ハナムグリに向いているのかも。
植物の花には、下を向いて咲くものやら、蜜が奥にあるものやら、色々です。それに合わせて得意な昆虫も色々。花に合わせて昆虫が進化したのか、昆虫に合わせて植物が進化したのか、分かりませんが。生き物の世界は不思議です。

支流をさらに遡って行くと、南沢緑地保全地域があります。

せせらぎを渡って奥の樹林地でもいくつかの植物を観察しましたが、あまり珍しいものはありませんでした。(こちらをご覧ください

ここで、植物観察は、だいたい終わって、来た道を戻ります。

落合川を老松橋まで戻って、竹林公園に向かいました。ここで休憩です。

休憩の後は、園内をぐるっと1周して、次に向かいます。

武蔵野鉄道引き込み線跡の遊歩道を歩きます。
ここは現在「たての緑地」と呼ばれていて、昭和19年に武蔵野鉄道(現在の西武池袋線)東久留米駅から旧中島航空金属田無製造所へ敷設された鉄道の引き込み線跡です。
説明板がありましたのでご覧ください

自由学園の「しののめ茶寮」で一休みしてから、ひばりヶ丘駅に出ました。
「しののめ茶寮」は、建物の3階部分は自由学園の男子学生寮ですが、1階にカフェがあり、一般者も利用できます。