森の教室指導者養成講座 受講風景

ふるさとの会では、NEALリーダー(自然体験活動指導者)取得を目指す方に森の教室指導者養成講座を開講しています。

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学識のある先生による講義が中心となる「概論」では、自然体験活動の基本的な知識や技術の他、指導者としての心構えや接し方、安全管理や応急処置といった安全面など幅広く学びます。

2日間ほどの集中講座を展開しているところもありますが、ふるさとの会では12回に分けて講義を行い、受講者が予習・復習できる時間を作り、しっかりと内容を理解して次の講義に臨めるようにスケジュールを組んでいます。

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最大の特徴は、演習で実務経験を得ることができる点です。概論を開講しているところはたくさんありますが、演習を実施しているところは全国でも数少なく、当会の養成講座でNEALリーダーを目指す方にとっては非常に恵まれた環境です。受講者はエックス山を教材に、小学生を対象とした自然体験プログラム「森の自然塾」にて経験を積んでいくことができます。

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受講者自身がエックス山を歩き、気付いたことを元にプログラムを組み立てることもあります。どのようなテーマで、子どもたちに何を伝え、何を学んで欲しいかを考え、NEALリーダーからアドバイスをもらいながら作り上げていきます。子どもたちが興味を持つように様々な工夫をして、充実したプログラムになるよう綿密な事前準備も行います。

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自然塾で実践してみると、熱心に聞き入る子ども、積極的に質問をする子ども、そうではない子どもなど反応も様々です。説明をしながら子どもたちの行動や反応を観察し、時として臨機応変に対応し有意義なプログラムになるよう努めます。

子どもたちの笑顔や歓声はやりがいを感じるとともに、指導者として充実感を実感する瞬間です。子どもたちから学ぶこと、教えられることはとても多く、実践に勝るものはありません。

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また、NEALリーダーの子どもたちへの接し方、説明の仕方、どのようにプログラムを進めているのかを間近に見ることも大きな学びになります。参考にしながら良いところを取り入れ、活かしていけるのも演習ならではの有意義な体験となります。演習終了後は、実際にやってみてどうだったかを振り返り、改善すべき点はどう改善すべきかを検討し、今後のより良いプログラム作りにつなげていきます。

自然塾は年10回開催しています。概論で学んだことを活かしながら実務経験を積むことができる当会の森の教室指導者養成講座は、NEALリーダーを目指す受講者にとって、非常に貴重で有効・有意義な場となっています。