昨年は今までに体験したことのない暑さの長い夏で、猛暑・熱中症といった言葉がニュースで続きました。今年は更に少雨も重なり、人もくたびれますが、エックス山の草花も同じことを感じているだろうと、例月の花調べで思いました。殆ど梅雨が無かったことで、ダメージを受け、弱っている植物の姿には心が痛みます。

9月の森の自然塾は、ラジオ体操で始まりました。今回は、津軽弁バージョンの掛け声で、なかなかリズムに乗れません。

続いて、安全の話です。9月半ばになって少し涼しくなりましたが、水分補給は、こまめにとりましょう。

今月のプログラムは、「エックス山の虫」です。虫さがしに出る前に、危険な虫やフィールドでの注意事項を説明しました。

スタッフから捕まえた虫を入れるケースをもらい、さあ、虫さがしに出発です。

虫さがしの前に、毎月おこなっているムラサキシキブの定点観察です。毎月観察している木の実付きは芳しくありませんが、近くには沢山ついている木もあります。まだ色は変わっていませんが、これから色の変化が楽しみです。

エックス山にはこんな虫が見られます。
雑木林の中に入り、虫さがしが始まりました。土の中・落葉の下・木の枝や葉・草花を丹念に探しました。1年生もすっかり成長し、元気に積極的に虫さがしに取り組みました。虫が苦手な児童もいます。そんな仲間を気遣いながら活動をする児童の姿に成長を感じます。
暑かった夏も直前の雨で一区切り、秋らしさを感じるそよ風のなかで活動ができました。

雑木林の木の枝に、仲良く2匹並んだセミの抜け殻を見つけました。

今日は9月21日。お彼岸に入りました。丁度良く、ヒガンバナが咲いていました。

白いヒガンバナもあります。

休憩後、今日見つけた虫を皆で確認・分類し、記録用紙にチェックしました。

みんなで確認したら、24種類の虫を見つけました。 その後、虫の花粉を受粉させる役割、鳥が糞と一緒に種を運ぶ役割などを学びました。

アンケートに記入して、今日の自然塾は終了です。

見つけた虫を連れて帰っても育てるのは難しく、現地で逃がしました。見つけた虫に愛情を感じる児童もいますが、森の中が一番です。