11月の自然塾は、第九小学校の教室をお借りして、屋内での開催でした。
始まりは、塾長の挨拶。今回から新たに参加したスタッフの紹介がありました。
開始の挨拶の後は、安全の話です。屋内でも、安全に気を付けることは沢山あります。
先月のどんぐりについて、鋭い質問があり、補足の解説をしました。
子どもたちは、エックス山に集合。九小に来る前に、ムラサキシキブの定点観測をしてきました。ここでは、補足説明をしました。加えて、白い実のシロシキブ(白式部)も紹介しました。
いよいよ今日のプログラムの始まりです。
前半は、「森のドリームキャッチャー作り」です。
「ドリームキャッチャー」は、ネイティブ・アメリカンに伝わる「悪夢から子供を守るお守り」です。ネイティブ・アメリカンの、自然を大切に、互いに助け合う生き方のお話をして、製作に移りました。
まず、作り方の説明です。見本を見て、出来上がりのイメージが湧きました。
予め葛の蔓でリースを作っておきました。それに子供達は毛糸で悪夢が引っかかる網を作り、ウッドビーズや鳥の羽根で飾り付けをします。
「ドリームキャッチャー」の作り方です。皆さんも挑戦してみてください。
それぞれが工夫して色鮮やかな作品が出来上がりました。
後半は、「ひっつきむしで大漁だ!魚釣り」です。
「ひっつき虫」とは、動物にくっついて運ばれる植物の実のことで、これを釣り針にして、葉っぱの魚を釣り上げるゲームをしました。
まず、植物の実の移動方法の色々について、お勉強。今回使う「オナモミ」は、「ひっつき虫」の一つです。種の先の曲がった棘を実際にルーペで観察しました。
朝、各自がエックス山で採取してきた葉っぱに思い思いの絵を描き、カラフルになった葉っぱの魚の先端にスポンジをつけて、魚の完成です。
オナモミを釣り針にした、笹の茎で作った釣竿は、スタッフが用意しました。
オナモミで魚を釣れるか、試してみました。よし、大丈夫!
廊下にテープを貼って川に見立て、魚を放流しました。さあ、魚釣り大会です。上手く引っ掛けようと、皆んな夢中になって歓声をあげ、大いに盛り上がりました。
いつものように、アンケートに記入して終了です。楽しい自然塾でしたね。