エックス山の広場にはどんぐりの実が一面に広がって秋を体感します。
紫色の優美な佇まいから、紫式部の名前をいただいたエックス山のムラサキシキブの小さな実が色づきだしました。小鳥たちにとってごちそうのようで早速食べた跡があります。紫式部が源氏物語を書いたのは平安時代でおよそ千年前、100年ほど前には大英博物館の学芸員アーサー・ウェイリー氏により英訳され海外でも読まれています。
10月の自然塾は26名が参加しました。

いつもの通り、皆で元気よく、準備体操から始まりました。

開始の挨拶の後は、安全の話です。今年の夏は猛暑で自然塾では熱中症対策に苦労しましたが、今回は強風が音を立て、高木は激しく揺れていました。

プログラムに入る前に、先月のプログラムに対する質問に回答しました。

今月の前半のプログラムは「鳥が食べる木の実、草の実を探そう」です。
まず、エックス山で見られる木の実・草の実について説明し、植物がどのように種子を遠くに運ぶか、鳥の役割について話しました。

その後は、同伴の保護者も一緒に、緑地内の鳥が食べる木の実や草の実を観察して回りました。中のタネを取り出して、よ~く観察しました。 

     カラスウリの実を見つけました。

              マユミの実もありました。

観察の後は、スタッフから解説がありました。赤い実は鳥に目立つ色で糞と一緒に種を運んでもらうのに赤い実の多いことなど、たくさんの草木の子孫繁栄のしくみを学びました。

後半のプログラムは、お待ちかね「ドングリ独楽の相撲を楽しもう」です。
どんぐりには22種類あることや、エックス山にはコナラ・クヌギがあることを学んでから、どんぐりコマ作りです。

いよいよ、どんぐりコマの相撲大会です。まず、一緒に活動する班の中で予選をおこないます。

班の中の戦いを勝ち抜いた代表がトーナメント戦で戦い順位を決めました。それぞれのチームメートが熱心に応援。秋の木の実での楽しいゲームを盛り上げました。

今回も楽しさ盛りだくさんの自然塾でした。最後にアンケートを書いて終了です。