いつもの通り、皆で元気よく、準備体操から始まりました。
開始の挨拶の後は、安全の話です。真夏のこの時期は、熱中症対策の話が中心になります。

8月の「森の自然塾」は、恒例となっている自然観察指導員東京連絡会(NACOT)の方々を講師にお招きしての「セミの抜け殻しらべ」です。まず今年から通年で実施しているムラサキシキブの観察を済ませてからプログラムに入りました。

まず初めに、セミに関するクイズがありました。それで、セミに対する関心が高まります。

その後は、自然塾では初登場の「セミの一生」についての「絵本シアター」でした。楽しく分かりやすい演出と演技に、子どもたちは見入っていました。

主任講師からは、チャートと7つ(大きな「クマゼミ」から小さい「ツク ツクボウシ」まで5種類と「アブラゼミ」のオス・メス)のセミの実物見本の抜け殻を使って、種類やオスメスの判別方法についてのレクチャーがありました。

さあ、いよいよ「セミの抜け殻探し」です。保護者、スタッフ含め全員で、エックス山を2つのエリアに分けて実施しました。

最初はエックス山の中央のエリアです。皆が探した抜け殻を集めました。子どもたちは集めた脱け殻の「種類やオスメス」の見分けをすぐに覚えて、殆ど間違えなく出来ていました。

次の東のエリアに向かう途中で、セミの卵を見つけました。

東のエリアでも探した脱け殻を集めて、講師の方と一緒に「種類やオスメス」を見分ける作業を行いました。

台風一過の直後で倒木の伐採もあり、心配でしたが、今年もアブラゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシの4種類の900個(昨年は861個)が見つかりました。ただ殆どといえる846個はアブラゼミで、より寡占化が進んでいるようです。

2009年から毎年エックス山で行われている「セミの抜け殻調査」について、会報10月1日号に総括レポートが掲載されます。お楽しみに。