8月は毎年恒例のセミの抜け殻調査をしました。

まず、今回の特別講師から、自作の絵本を紙芝居にして「セミの一生」のお話があり、子供たちは食入るように聞いていました。次に、「セミの脱け殻の見分け方」など実物見本を使って説明頂きました。

いよいよ参加した25人の子供たちとのセミの抜け殻探しです。子供たちはあっという間に数十個も採集して、セミの種類やオス・メスの区別も殆んど間違えないようになっていたのは驚きでした。

今回はアブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシの4種類の脱け殻688個が確認されました。

エックス山のセミの抜け殻については、10年以上継続して調査が続けられており、経年変化など貴重なデータが蓄積されています。

それにしてもセミは地上に出て羽化してからはホントに短い命ですが、幼虫としては地中で何年も過ごして成長します。身近に見るものなのに、その生態はまだまだ謎が多い生き物のようです。