12月は例年通りグラスキャンドルとクリスマスリース作りです。 自然素材を使ってのリース作りは人気プログラムの一つです。

私たちスタッフは、松ボックリやドングリなどの木の実・柊やヒバ・オリーブなどの常緑樹の小枝等、様々の素材を準備します。そして 松ぼっくりはどの様に出来るのか・種はどんな形をしているのか等々、自然の不思議・造形の面白さを勉強します。

さあリース作りを始めます。美しいバラの形をしたヒマラヤスギは一番の人気です。 加えて、今年は大変珍しい「ソテツの実」が手に入りました。オレンジ色のハート型の実と、ふわふわの羽のような形の「大胞子葉」まで一緒に。

ソテツ(ソテツ科・ソテツ属)はシダ植物の次に地球上に出現した植物で、雌雄異株の裸子植物に分類されます。恐竜時代に全盛を極めた植物の生き残りで、化石も多く見つかっています。「生きた化石」と言われ、長い時代を生き抜いてきたソテツには、暑さや乾燥に強いことに加えて、素晴らしい能力と戦略があったのです。

子供たちは思い思いの好きな材料を使って、素敵な昨品を完成させ、最後にクリスマスソングを歌って、令和元年の森の自然塾は終了しました。