8月の森の自然塾はセミの抜け殻調査でした。

自然観察指導員を招いて、セミの種類、オス・メスの見分け方、アブラゼミの一生、セミの天敵、セミの結婚などを学習し、毎年行っている、A・B地区の調査を実施しました。

外気温は36℃でしたが、雑木林の中は意外に涼しく感じました。
X山はツクツクボウシや東京都レッドデーターブック希少種のヒグラシが生息するとても貴重な雑木林ですが、年々減少傾向で、アブラゼミの比率が高くなっています。ところが、昨年8月19日の調査では85%だったのが、今回の8月18日の調査では91%に増えています。さらに今年はクマゼミが間近で鳴いていて、抜け殻は確認できませんでしたが、今後の動向が気になるところです。抜け殻は少なかったけれど、ツクツクボウシが元気に鳴いていました。

2か所の調査で、アブラゼミ860個、ミンミンゼミ39個、ツクツクボウシ9個、ヒグラシ35個の合計943個を確認しました。

今回もお父さんがこどもより夢中になっているほほえましい光景がみられました。 抜け殻のカウントを進んで手伝ってくれた女の子、ありがとう。抜け殻調査で、こども達の自主的な行動、成長がみられたことはうれしいことです。そういえばセミにおしっこをかけられたお母さんもいました。 今年のセミの抜け殻調査は9月1日(3回目)で終了します。