8月の自然塾は毎年「セミの抜け殻探し」を行います。今年も小さなセミ博士がたくさん誕生した回となりました。

小久保講師からセミの一生についての説明、そしてセミの種類の見分け方を教えていただきました。今回はニイニイゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシの5種類のセミの見分け方、そしてオスとメスの見分け方を学びました。

森に入ってセミの抜け殻探し。どのセミの抜け殻か、そしてオスかメスかを判別していきます。オスとメスの見分け方はなかなか難しいですね。

「キノコ見つけちゃった!」なんてお子さんも。そして抜け殻で作ったヘルメットをかぶったセミ博士も誕生するなど、和気藹々とした時間でした。

毎年「抜け殻に触れない」とおっしゃるお子さんや同伴のお母さんがいます。それでも抜け殻探しを始めると夢中になっていつの間にか触れるようになって、「これって何のセミかな」と積極的になっていくのです。今年もそんな姿を見ることができてスタッフ一同嬉しい限り。

このセミの抜け殻探しは単なる自然塾のプログラムというだけでなく、エックス山の生態調査という大きな役割を担っています。この調査を続けて10年、今年も小さなセミ博士たちのおかげで貴重なデータを集めることができました。