2016年度の自然塾がスタートしました!今年度もたくさん自然に触れて、楽しい学びを体験していただければと思います。

準備体操や森の自然塾の歌を歌った後、「春の花さがしビンゴゲーム」開始。春の花が咲き乱れるエックス山を期待していたのですが、残念ながら予想よりも花の数は少なく…。しかもあいにくのお天気で小雨と強い風の中、ビンゴ用紙を抱えて森の中で花さがしとなりました。

少しずつ正解を増やしながら、群生する「ヒメオドリコソウ」や「ムラサキケマン」、「クサボケ」、ちょっと珍しい「ムサシアブミ」など16種の花を集めてビンゴが完成!写真にある「キンラン」という希少種も見つけました。

研修室に戻って、ルーペで菜の花観察をしました。普段何気なくみている花も、ルーペで見ると新しい発見がたくさんあります。花粉は本当に綺麗な粉だったり、雄しべや雌しべの軸の部分は美しいグラデーションだったり。ルーペ1つで見える世界がぐんと広がって、子どもたちの嬉しそうな笑顔がいっぱいになりました。

さて、菜の花といえばモンシロチョウがひらひらと舞っている光景を思い浮かべる方も多いのでは?モンシロチョウは春を告げる代表でもあります。モンシロチョウの生態を詳しく説明に、「へぇ?!」という子どもたちの感嘆の声と好奇心で輝くまなざし。身近なチョウも学んでいけば知らないことがたくさんありますね。

外遊びの機会が少なくなっている今、森の息吹を感じる自然塾は、子どもたちにとって大きな財産になっていきます。一人ひとりが持っている素晴らしい原石を見出し自然の中で大切に育てていく一年にしたいと思います。