10月に入って朝夜が肌寒くなり、急に秋めいてきた気がします。森の遊び隊は芸術の秋にちなんで、ドングリを使った「森のアーティスト」がテーマです。

涼しいと寒いの間ぐらいの朝の気温。体をしっかり温めるために、子ども達、同伴のお父さん・お母さん・スタッフ全員でストレッチ。今回は東北訛りの合いの手入りのラジオ体操です。合いの手が入るだけで、言葉が訛っているだけで楽しいですね。

エックス山の散策通路を歩きながら、秋を肌で感じて、気に入った落ち葉や枯れ枝を拾い集めました。散策通路にはまだ青いドングリや帽子を落としてしまったドングリの他、きのこ類がたくさん生えていました。きのこも種類によって形も色も全然違います。

スタッフによる紅葉、黄葉の現象の仕組み、落葉樹、常緑樹の解説がとても明快で、子ども達も保護者のみなさんも「うんうん」とうなづきながらしっかり聴いていました。分かりやすい説明のおかげで、クイズでは正解者がとても多かったです。

その後はどんぐりの種類、形、育ち方の違いなどの解説があり、ドングリを使っての工作。スタッフによるどんぐり笛の作り方の実演はキリを使って中身を取る作業を見てもらいました。事前に作っておいたドングリ笛を子どもたちも保護者のみなさんもピー、ピーとうまく鳴らして、ドングリ笛の演奏会になりました。

ドングリを使っての来年の自分の誕生月のカレンダー作りでは、どの面が綺麗な面か、数字は書きやすいか一つ一つ丁寧にチェックして作業を進めるお子さんもいました。一人一人が独創的なアイデアで見事に仕上げた作品がいっぱい。お父さん、お母さんも一生懸命でお手伝いに汗を流して時間の経つのも忘れて楽しい秋の半日。

来年のみなさんの誕生日が楽しみですね。ドングリカレンダーを見て、きっと今日のことを思い出すでしょう。その頃にはみなさんは今日と比べてどんなふうに成長しているでしょうか。そしてエックス山はどんな風景になっているでしょうか。