6月の森の遊び隊は「野鳥」がテーマ。

季節柄、森もしっとりと湿り気を帯びていますが、空が味方をしてくれたお天気の中での「森の遊び隊」開催です。

長靴姿も見かけられますが、始まる前からみんな元気!そして朝から笑顔がいっぱいです。

恒例の準備体操。連日の雨でぬかるんでいるところもたくさんあるので、足もしっかり伸ばして念入りに体をストレッチ。

まずは「森の野鳥さがし」からスタート。エックス山にはたくさんの野鳥が生息します。ムクドリ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ハシプトガラス、ウグイス、モズ、ツミなどなど、エックス山は身近な野鳥、珍しい野鳥が生息する、まさに野鳥の宝庫。どんな姿をしているのか、どれくらいの大きさなのか、毛色や鳴き声について説明を受けます。スタッフが木にネジを巻いての鳴き声に似た音を出す「バードコール」で、エックス山に住む様々な鳥の鳴き声を聞きながら子どもたちは「どんな鳥なのかな?」と興味津々。

みんなで森の中を歩きながら、静かに鳥の鳴き声に耳を澄ませます。「あそこで鳴いてるよ」「これってヒヨドリかな?」「あ、そうだね!」鳥をびっくりさせないように小さな声で情報交換、そしてどんな鳥がいたか、どんな鳴き声だったかをメモします。バード・ウォッチングを楽しみつつ、気持ちはまるで野鳥の調査員。こうしてじっくり観察してみると、知っている鳥でも普段気づかない発見がたくさんありますね。

先ほどスタッフが披露してくれたバードコールをみんなで作ります。好きな絵を描いて世界に一つだけのバードコールを作り、音を鳴らす子どもたちは「森のアーティスト」。実際に鳴らして、自分のバードコールが何の鳥の鳴き声かみんなで当てっこ。エックス山に野鳥とバードコールの合唱が響き渡りました。

ドッチビーを使った「草木のマッチングゲーム」は、フリスビーに似たディスクで野鳥が描かれたボードを打ち抜くゲーム。当たれば当たるほど、的が限られてくるので難度も高くなります。だから、みんな真剣、でも「当たった!」「惜しい!」「違うところに当たっちゃった」など楽しい歓声が溢れます。

打ち抜いたボードに描かれた野鳥を指して「これは何かな?」とスタッフがたずねると、「はい!」と一斉に手を挙げる子どもたち。もうみんなすっかり野鳥博士ですね。

笑顔で始まり、笑顔で終わった「森の遊び隊」。これからは学校の行き帰りや出かけた先で、今まで以上に鳥の声を楽しむことができますね。ぜひ「これは○○の鳴き声だよ」とお友達にも教えてあげてくださいね。