11月の自然塾は、自然物を使って制作するプログラムを2つ行いました。

前半のプログラムは、「森のドリームキャッチャー」です。「ドリームキャッチャー」は、ネイティブアメリカン(先住民族)に伝わる、子供の安眠を守るお守りです。ネイティブアメリカンの「自然は子孫からの借り物なので、そのままの形で返せるように心配りをして生活を営む」思想を紹介しました。

ドリームキャッチャーは、植物の蔓で作ったリースに毛糸を網状に張り、ビーズや羽で飾りつけます。悪夢は網に引っかかり、良い夢だけが飾りにつけた鳥の羽の先から降りてくると言われています。

各自が好きな色の羽とビーズを使って工夫したので、カラフルな作品が沢山出来ました。

後半のプログラムは、「ひっつきむしで大漁だ!魚釣り」です。まず、ひっつきむし(オナモミ)の解説とルーペによる観察をして、植物の種子の散布の1つ「動物への付着散布」を学びました。

その後、エックス山で集めた木の葉に絵を描き、魚にして、ひっつきむし(オナモミ)を釣り針にした釣竿を作り、時間を計って何匹釣れるか、釣り大会を行いました。川に見立てた廊下での魚釣りは、うまく引っかけられたり、落としてしまったりで、みんな夢中になって大いに盛り上がりました。